本文へスキップ

注文住宅の見積金額を減らす方法

トップ注文住宅の見積の見方と注意点>注文住宅の見積金額を減らす方法

  見積内容を大雑把に確認した後、金額を下げるために検討できる項目がないかを確認、見積金額を減らして希望額に近づけます。
 注文住宅の見積書の各工事内容や建材の種類等については、素人目でこれを判断することは困難な作業です。
 このため、見積金額が予算に大きく外れる場合には根本的に建坪を減らす。建材を見直すなどの相談をハウスメーカーと行う必要があります。
 ここでは、出来上がった見積もりの範囲内で比較的簡単に金額を減らせる項目についてを紹介します。

・内装工事の減額ポイント
 ・カーテンの設置
 注文住宅の見積書にカーテン一式が組まれている場合、多くの場合で一流メーカー等を用いることが前提です。
 このため金額が大きくなるため、十分な確認が必要です。窓等が既製品の大きさの場合、カーテンレールのみの施工を依頼し、カーテンは通販等で自分で揃えた方が安価に抑えることが出来ます。
 ただし、窓の大きさが既製品でない場合ではオーダーカーテンとなるためその分高額となります。オーダーカーテンかどうかを確認した上で、値段の判断をすることが重要です。
 削減可能額:家一軒全てのカーテンを自分で用意する場合、見積もり上約20万円程度。自分で用意する費用を含めても10万円程度削減できます。
 
 ・棚・台の設置
 下駄箱、台所、トイレ、洗濯室、その他の各収納には既製品の埋め込み型の棚が用いられます。
 各棚の設置個所を確認し、不要な棚がないかを確認します。削減可能額:1台減らすごとに2万円程度。大きさ場所によって、変動する金額は大きくかわります。

 ・システムキッチンの変更
 システムキッチンは、その機能とメーカーにより価格に大きな差が出る個所です。不必要な機能がないか、メーカーの変更が可能かを確認します。
 同じ機能のシステムキッチンでもメーカーの違いだけで金額差があることもあります。
 削減可能額:グレードを階引き下げるだけでも価格を1割程度削減できます。

 ・食器棚の分離
 システムキッチンに食器棚等の一式を含むと金額が大きくなります。食器棚を外すことで見積もりが大きく下がります。

 ・給湯器の変更
 給湯器には電気代が安く済むエコキュートと通常の給湯器と大きく2通りがあります。
 金額ではエコキュートが高くなるため、価格差を確認しておくこが重要です。
 但し、徐々に価格差は小さくなる傾向にあるため、多くの場合で通常の給湯器に変える必要は無いかもしれません。
 削減可能額:
 エコ給湯器の容量を引き下げると1段階毎に10万円程度削減できます。エコキュートを電気給湯器に変えると30万円程度削減できます。

 ・トイレの設置
 現在の多くの新築では、1階と2階にトイレが設置されています。
 2階のトイレ設置は単にユニットだけでなく配管も必要なことから金額が大きく変わります。予算が大きく超える場合、トイレを減らすことについて検討が必要です。
 削減可能額:2階のトイレを廃止するだけで20万円程度削減できます。

 ・エアコン等の設置
 注文住宅の見積にエアコンの設置を含める場合、その必要の有無を判断することが必要です。子供部屋等、数年間主な使用予定がな部屋に取付けても機械が経年劣化するだけで無駄となります。見積額を抑える場合、必要になった時点で取付を行うこととし、最初は最低限の台数にします。
 なお、エアコンは家の建築時に纏めて取付を行うと割高ですが配管を壁の内部に埋め込む隠ぺい配管による取付方法を選択することができ、外観を綺麗に仕上げることが出来ます。後付けで家電量販店で取り付けた方場合、屋外配管での取付となりますが多くの機種から選出来るだけでなく、機種によっては安く済ませることができ、大型量販店得意の長期保証を受けることが出来ます。(工務店の多くはメーカー1年保証のみ)
 管理人は、建築後の3年で家電量販店の購入で2階の子供部屋にエアコン設置しました。2階の取付工事とエアコンカバーの設置のため費用総額は10万円を超える金額でした。3年程度で追加でつける場合、エアコンの配管が外に出ることを考慮するとどちらが良いか慎重に判断した方が良いです。
 詳しくは、家を建てる ブログ>6畳間にエアコンの取付。工事費込みで10万円を超える買い物となり驚き。
 ・エアコンの隠ぺい配管
 エアコンの隠ぺい配管については、見た目を向上させる一方で価格や後のメンテナンス等の問題からデメリットもあり、屋外配管を好む場合もあります。
エアコンの隠ぺい配管
・屋外工事の確認点
 ・駐車場のコンクリート
 駐車場設置する場合、そのコンクリートによる整地価格はとも大きな金額となります。
 止む無く初期費用を抑えたい時、駐車場は砂利の整地のみにしておく方法も一つです。

 ・カーポートの設置
 カーポートの設置は、単に金額が大きく成るだけでなく固定資産税の建物評価額に含まれる項目です。
 このため、金額が合わない場合、カーポートを見送る方法は初期費用を抑えるだけでなく、評価額を引き下げる有効な方法です。
次ページ:エアコンの隠ぺい配管