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玄関扉 引き戸のメリット・デメリット

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 玄関扉の引き戸、利用面では使い易く、機能面では熱が逃げて冬に寒いと感じます。
 玄関扉の適否ついて、何を基準に評価するかで失敗か良かったのか判断が分かれます。
 実際に生活してみて、利用面では非常によく、冬を考えると一考の余地があったと感じる仕上がりとなりました。
玄関扉 引き戸のメリット・デメリット
・メリット(良かった点)
 ・強風の影響を受けない
 引き戸の玄関扉は、強風による開閉時の影響を受けにくいです。
 このため、強風が吹きつけて開かない。また、煽られて勢いがつくということがありませんでした。

 ・開閉が楽
 荷物で両手が塞がっている時などの開閉作業が楽であり、必ずしも取っ手を持っていなくても引っ掛ける程度で開閉することができます。

 ・自動閉鎖が煩わしくない
 玄関扉は強固で重量のあるしっかりした扉です。
 これが普通の開き戸のほど自動締まりの力が強くないため、完全に解放せず自動締まりを抑えな使用しても開き戸ほど煩わしくないように感じました。
 完全開放時以外はゆっくりと自動閉鎖しますが、

 ・採光面を大きく取れる
 引き戸を収納する側全体を採光窓とすることで扉と同じ大きさの採光面を取ることができ、玄関が明るくなります。
 断熱性能を下げるというデメリットがあるものの、日中は玄関内が明るく、夜間は室内の電気により玄関の外が明るくなります。


・デメリット(悪かった点)
 ・玄関が冬は寒く、夏は暑くなる
 採光のためのガラス面を大きくした影響か、玄関と玄関に続くホールが非常に寒くなりました。
 また、夏に向けて夕日が差し込むことを考えると、かなり暑くなります。
 利便性は低下しますが、玄関外に風除室。または、玄関内に内扉があると解消出来たのかもしれません。

 ・閉鎖時の音が大きい
 引き戸を勢い良く閉鎖すると、開き戸のような速度調整が働かないため大きな音を立てて勢い良くしまります。
 滑りが良い引き戸を用いる場合は、それなりに注意が必要です。


・その他(感じたこと)
 新築で引き戸にしたところ、昔の引き戸と異なり抵抗がなく想像以上に滑らかに動くものとなりました。
 しかし、いくら抵抗無く動くとは言え玄関扉は強固であり重量があるものです。滑らかに動いていてもその力は大きく、小さな子供がいる場合には挟まれには十分注意が必要だと感じました。

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