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最初にすること

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 家を建てるためには、自身の希望より何よりも先に、資金や生活面の全てを含めて家族との相談することがとても大切です。
 新たな家を建てて生活することは、自分だけでなく家族全体の今後の生活全てに関わる事であり、とても重要な事案です。
 何時・どこに・どの程度の規模を考えるかなど、あらゆる要素を考慮するために家族との相談が必要です。

・相談で重要なこと
 家を建てることについて、何を重視するか千差万別です。親から譲った土地を重要に考える人もいれば、近所付き合いを重要に考える人もいます。
 通勤や登校に関する利便性。賃貸生活であれば家賃とローンの差額の許容範囲。考え出したらきりがありません。
 その中でも、家族内で絶対に譲歩出来ない内容があるかを事前に確認した上で検討を始めます。

・相談する場の確保
 日頃の生活の中で、なんとなく話しをしている内容と、実際に話しをすすめるための相談では、話す側も受け取る側も傾ける意識が違います。
 このため、日常生活での話を鵜呑みにして物事を進めると後で大きな相違が生まれます。家族内の相談といえど、場を設けてしっかりと話をすることが重要です。

・土地への拘りがあるか
 先祖から受け継ぐ土地に絶対の拘りを持つ人がいます。
 このような場合、立売物件への移転等は論外であるため、建替えを前提に考えなければなりません。

・近所付き合い
 実際に生活してわかる近隣住民のことについては、移転すると新たな近所付き合いを構築しなければなりません。
 不運にも友好な近所付き合いが構築できない場合に、その土地での生活に対して大きな苦労が伴います。
 現在の土地での建替えにより、近所付き合いを維持するかを考慮します。
 また、現在近所付き合いが良好でない場合には、積極的な移転を検討します。

・建替えか、立売か
 建替え(注文住宅)と立売物件の良し悪しは、人其々の価値観によります。
 コストや注文住宅での手間を抑えることを優先するか、移転することを許容できるかが最大の争点になります。
 移転も視野に考えるのであれば、立売物件も候補に検討します。

・ローンをどの程度で組むか
 預貯金の総額、年収、借入可能額(ローンの支払額)を数字で表し、資金面で建設が可能かどうかを相談します。
 また、ローンを組むならどの程度の額で検討するかを決めます。

・家賃生活を続けるかどうか
 賃貸物件での生活であれば、家賃の分をローンに充てることでどの程度支払額が増えるかを検討します。
 転勤の有無や、身軽な生活を好む人もいるため、金額だけでなく賃貸物件での生活に関する考え方に違いもあります。
 家を購入するかどうか自体を含めて相談します。

・広さは十分か
 現在の生活環境に関する広さに問題がないかを確認します。
 子供の誕生や、親の介護等の可能性がある場合、将来に渡り広さの上で問題が発生しないかを検討します。

・立地条件
 通勤・通学や買い物などで好転又は、悪化する要素を洗い出します。
 実際の生活を送る上で、可能かどうか考慮します。

・市町村福祉制度
 子供の医療費等では、市町村により特に大きな違いあります。現行利用している制度や、移転先の福祉制度を確認します。

・相談が纏まったら
 建替えに拘る。移転をする。建替え・移転に拘らない。など、大きな方針が決まれば前進するために決意します。
 なんとなく家を建てたい。では、一向に話が進みません。家を建てる。という考えで決意を持って取り組みをはじめます。

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