エアコンの隠ぺい配管は、外観をすっきりと綺麗に仕上げることが出来ます。
新築住宅のエアコンの設置では、建築段階からエアコンの配管などを考慮して設計することで、無理なく外壁内部に配管することで建物の外観を良くすることが出来ます。
・隠ぺい配管での注文
隠ぺい配管によるエアコンの取付では、外壁内部の工事が必要となるため外壁内部の筋違等の設計段階での取付考慮が必要となります。
家の建築後での工事では外壁を取り外す等の作業により大掛かりとなるだけでなく、内部構造(筋違等)により配管に無理がかかる。構造の一部変更が必要となるなど、新築時だからこそ出来る配管工事です。
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・メリット
・見た目
エアコン配管が見えなくなることですっきりとした外観となる。
外に面していない部屋では、室内に配管が露出しなくなる。
・防犯
エアコン配管等をよじ登って2階から侵入する手段が困難となる。
・効率
屋外環境の影響を受けにくい外壁内に配管することでエネルギー効率が良くなる。
(但し、隠ぺいのため配管が延びる。複雑な経路等の場合を除く)
・デメリット
・金額
・施工費用が通常の取付工事より高額となる。
・買い替えでは家電量販店で対応出来ないことがある。
・一部エアコンの機種で対応していないものがある。
・効率
隠ぺい等のため通常工事より配管が長く複雑となる場合、効率が下がることがある。
・メンテナンス
壁内での水漏れなど配管に不具合が発生した時、修繕に外壁を一部剥がすなどの大掛かりな修理が必要となることがある。
エアコンのガスの圧力等の規格が変更となったとき、配管の再利用が出来なくなることがある。
・取替え
家電量販店で対応できない場合がある。対応できる場合でも取り換え工事費が割高となる。
・機種上の制限
換気機能や加湿機能がある一部の機種では対応できない(隠ぺい配管と別に外壁に換気用の吸気穴をあけることで対応できることもある。)
・隠ぺい配管の良し悪し
新築等の取付工事の時に時に外観で拘る場合に用います。
隠ぺい配管の寿命は約30年。エアコンの寿命10年であるため、買い替え時に配管を再利用する工事費で割高となる。壁内の配管でのトラブル時にメンテナンスが行い難い点が問題となることが稀にあります。
過去にはエアコンに用いるガスの圧力に関する規格が変更された際、旧規格の配管の再利用が出来なくなることもあります。
隠ぺい配管を丸ごと入れ替える場合、壁を外すなどの大掛かりな工事が必要となります。 しかし、無理に入れ替えを行わなくても古い配管を残して新たに露出配管を設置して解消することもできます。
・隠ぺい配管エアコンの実際の入れ替え
2023年10月に実際に入れ替えしたところ、家電量販店で対応が可能でした。また、追加で必要となった工事費として隠ぺい配管にかかる追加料金8,800円。配管の接続部2,200円の計11,000円の追加料金で入れ替えを行うことが出来ました。
また、工事時間について午前中で作業が完了しました。
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