省エネとなるLED照明。寿命も長く、消費電力を大きく削減できますが、器具は割高であるため初期費用が高額となります。 　照明器具は一旦設置すると長期に渡り変更することが少ない設備です。
　特にLED照明は蛍光灯等に比べ寿命が長い一方で、その交換作業でも割高となります。

・LED照明の検討
　LED照明は現在も技術開発が行われより日進月歩で良い製品が登場するだけでなく、価格にも大きな変動があります。
　金額が気になる場合には、点灯時間や省エネに対する拘り等を含めた上で必要個所を検討します。
　また、従来の電球（電球型蛍光灯）を用いる照明では、後でＬＥＤ電球に交換するという方法もあります。

・ＬＥＤ照明のメリット
　・消費電力が小さい
　・チラつきがない
　・ランプ寿命が飛躍的に長い（交換回数が少ない）
　・赤外線、紫外線が少ない（熱が発生がすくない。虫がよって来難い）
　・衝撃に強い
　・低温環境下でも影響をうけない。
　・即応性に優れる（点けてすぐ明るい）
　・水銀を使用しない

・ＬＥＤ照明のデメリット
　・照明器具の価格が高い
　・ランプ寿命による交換の際の費用が高い
　・明るさの広角に限りがある（設計された広さの範囲にしか明るさが広がらない）
　・日進月歩により常により良い製品が登場する

・ＬＥＤ照明が適する場所
　ＬＥＤ照明は、その特性から頻繁に点灯を繰り返す場所。点灯時間が長時間となる場所の利用が特に適しています。
　・トイレ
　点灯と消灯を頻繁に繰り返す

　・居間（リビング）
　点灯時間が特に長い。

・電球（蛍光灯型電球）の照明の検討
　玄関や廊下。ダウンライト等では、従来の電球のソケットに電球型蛍光灯を用いた照明が多くあります。
　これらは、将来的に容易にＬＥＤ電球と交換することができます。
　また、初期費用の低下。日進月歩により、より効率生優れた製品が登場する中で、容易ＬＥＤ電球を交換することが出来るため重要な検討器具です。

次のページ：LED明るさ目安と電球、蛍光灯と比較の明るさ比較