火災保険は、保険が補償する内容とその料金を含め慎重な検討が必要です。
火災保険は、保険内容の制度や他の制度により変化の大きいものです。また、必要となる補償内容とその金額も大きく異なるため、自身の考え方を含めて慎重に決めることが必要です。
・火災保険料の金額
火災保険料は、基本的には新築住居にかかる再調達価格を基準に保険料が算出されます。
新築の見積もり内容から、解体費等所定の項目を除去した金額が保険料の再調達価格が基準となります。
・長期契約割引
火災保険料は、単年度毎の支払い方法と複数年纏めて支払う方法があります。
火災保険料の長期契約による割引はとても大きく、余裕があれば纏めて支払うことで安価にすることができます。
割引例:
10年契約 → 年額の約8年分
20年契約 → 年額の約15年分
30年契約 → 年額の約22年分 など
・火災保険の補償内容
火災保険は、火事等のベースとなる内容のみの保険と水害による補償を加えるかによって金額が大きく変わります。立地条件を含めて必要の是非を検討します。
料金が安価なプランの補償例:火災、落雷、破裂・爆発、風災・雹災・雪災
料金が高額なプランの補償例:上記に+建物外部からの物体の飛来・衝突、水ぬれ、盗難、水災
・地震保険
通常の火災保険では地震により生じた被害に対して補償されません。
地震保険は火災保険の半額までを保険料とすることができます。また、年末調整における所得控除を受ける場合には、地震保険の加入が必要です。
・家財保険
万が一の事故に備え家財(家電・家具・衣服・食器)に対する保険です。火災保険で補償されない部分を補うことができます。
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