住宅ローンでは、金利や手数料だけでなく、つなぎ融資の有無やその後の利便性を総合的に考慮する必要があります。
住宅ローンの金利をインターナット等で調べると、ネット銀行等の低金利が目を引きます。
しかし、それらの金融機関では低金利の代わりにつなぎ融資がない金融機関も多く、注文住宅の住宅ローンでは現実的に利用は難しいのが実態です。
そこで、現実的に利用できるかどうかと、その後の手数料や利便性を総合的に判断して金融機関を選ぶ必要があります。
・つなぎ融資
住宅ローンでは立売等の一括支払いを除き、施工開始から工事終了までの間に分割して資金を支払う必要があります。
このため、つなぎ融資とよばれる住宅ローンの本融資前に一時的な借入が必要です。
多くの金融機関で、住宅ローンの本融資を行う銀行でつなぎ融資の手続きをおこないますが、つなぎ融資がない金融機関では自らつなぎ融資を用意するから借入先を探さなければなりません。
・諸費用
住宅ローンでは、手数料や保証料。登記などの各種手数料が発生するため、借入に伴う手数料の総額も金融機関によって大きく差があります。
・内入れ手数料
借入後の内入れの際、手数料が無料のところから3万円程度費用がかかる金融機関があります。
・金利
固定金利を選ぶ場合、最初に選択する金利について金融機関に大きな差があり支払総額が大きくかわります。
銀行によっては最初の固定期間の金利が安くても、基準金利が高く更新後の金利が他行より高くなる場合もあります。
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住宅ローンの保証料とは