家の壁の厚みや柱の太さは、降雪地域とそれ以外の地域により主に2種類の規格により建築されています。
家の各部屋を仕切る壁。内部には家を形作り、屋根を支える柱。居住性を高めるための断熱材や石膏ボードが用いられ一定の厚みにより作られています。
・柱の太さ
木造2階建て家屋に用いられる柱の多くは、降雪地帯とそれ以外の地域により2種類の規格で作られています。
降雪地域以外: 三寸五分=106.05mm
降雪地域 : 4寸=121.2mm
・壁の厚さ
・外壁 : 12〜30mm
・下地 : 15〜20mm
・石膏ボード: 9.5mm、12.5mm、15mm、21mm
多くの場合、9.5mm又は12.5mmが使用される。
・クロス仕上げ:1mm
・暑さの目安
・外壁
降雪地域以外 約161.55〜189.55mm
降雪地域 約176.70〜204.70mm
・内壁
降雪地域以外 約157.05〜173.05mm
降雪地域 約172.20〜188.20mm
なお、用いられる柱の太さは同じ建物でも三寸五分と四寸の両方の柱が用いられ、場所によって壁の厚みが異なる場合があります。
・壁の厚さによる影響
部屋の断熱等を行うグラスウール等の断熱材は、壁の内部に収められます。このため、多くの場合で壁の柱の太さにより、断熱材の厚みが制限されます。
一般に厚みのある壁程高価となります。
しかし、断熱効果については断熱剤の種類や性能も影響するため、必ずしも壁の厚みに比例しません。
・壁の厚さイメージ
次ページ:
間取り図をエクセルや方眼紙で作成する方法