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希望する家の間取り図

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  自分の希望を伝えるには、手書等で簡単な間取り図を作成し、先に営業担当者に渡して間取り図の提案をしてもらいます。
 自分で作成した間取図は、長さや面積の測量。正確な方角。必要なゆとり。一般的な規格を把握していないためにそのまま間取り図として採用することはほぼ困難です。
 そこで、希望とする間取りから実現可能な内容を抽出した間取り図を提案してもらうことから始めます。

・実際の間取りと考えた希望の間取り図の違い
 単なる希望を描いただけの間取りほど変更を迫られる個所が多くなります。前もって実現可能な間取り図に近づけることで、変更の個所が少なくなります。
 希望の間取りを作成する時の事前に注意する主な個所は次の通り。


・方角の影響
 建設予定地の間口等の方角について、多くの場合で把握している方角は東西南北の4方位のみ大雑把なものです。
 この大雑把に把握している方角を元に間取りを考えても、実際の図面に間取り図を作成してみると日差し等の問題から予想外の大きな違いが生まれます。
 希望する間取り図を作成した時の情報がより正確な程、実際の間取りが近いものとなります。

・規格による間取りの制限
 多くの住宅は、坪(つぼ)、畳(じょう)、間(けん)の単位を元に広さや長さが決められています。
 規格に合わない寸法でも建てられなわけではありませんが、建材の多くが特注品で構成するため費用が割高となり現実的には不可能です。
 このため、図面に用いる各部屋等の長さはこれら規格単位の倍数で構成する必要が出てきます。

・ゆとりの考え方
 図面上のゆとりとして確保する数字は、素人目にとても大きな数値にうつります。
 このため、希望の間取りでは必要なゆとりが確保されていない。ということが多くあります。
 必要なゆとりを確保するため、全体の間取りを変更が必要となることがあります。

・採光の問題
 実際に現地を見てみると、隣家の壁により十分な採光を得られない場合があります。
 この場合、隣家との間を広くとる必要が生まれます。

・水回りの可否
 キッチン・風呂・台所等の水回りの配置は、建設費用に大きく影響します。
 理想的な配置にした結果、配管の総延長が延びたり、補強が必要となることがあります。希望をとるか、費用を抑えるかの選択が生まれます。

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