本文へスキップ

クロスのコーナーや柱との隙間の補修

トップ家の修理と修繕壁紙・クロスの補修> 壁紙・クロスのコーナーや柱との隙間の補修

 壁紙・クロスのコーナー部分や、柱やドア枠の間はコーキング材により隙間がないように埋められています。しかし、建材の収縮により隙間が大きくなったり、コーキング材が千切れるなどして隙間が出来ます。隙間は市販のコーキング材で埋めることで補修することが出来ます。

隙間の原因

 建築に使われた木材等の建材は、湿気と乾燥により収縮の繰り返します。この伸縮によりつなぎ目となるコーナー部やドア枠等の間に隙間が発生します。
 特に新築では建築から1〜2年程度は特に伸縮が大きいため、隙間が特に発生し易く、2年を超えると収縮が安定してきますが少なからず隙間が発生するため定期的な補修が必要となります。

隙間の補修用品

 隙間を埋める材料は、コーキング材(シール材又はコーキング材)と呼ばれる材料です。コーキング材は隙間に充填することで気密性や防水性を高める。壁紙の剥がれ防止、下地の隙間や凹凸の補修に使用するための材料です。

コーキング材

 コーキング材、白や透明の他、内装用のジョイントコーク・Aでは色種が40色あります。
 白いクロスであれば白。色のある壁紙では壁紙の色に合わせた内装用のジョイントコーク・Aまたは、透明(クリア)を使用します。
 内装のみで使用箇所が多い場合には、ジョイントコーク・Aが安価(500g入り500円)でおすすめです。1本あれば家全体の壁紙の隙間を埋めることが出来ます。
 使用量が少ない場合や、水回り等のシールもある場合には屋外でも使用できる多用途シール材を使用します。

作業用具

・ヘラ
 充填したコーキング材を均すために使用します。
・マスキングテープ
 コーキング材がはみ出ず、淵が綺麗に仕上げるために使用します。塗装用の紙製のマスキングテープがお勧めです。
・水、紙コップ、布など
 水性のコーキング材では、ヘラで均すときにヘラに水を付けるために紙コップに水を入れて使用します。
 はみ出た不要なコーキング材は布等で拭き取る際に使用します。

・シール材・コーキング材と作業用具
 多用途シール材、マスキングテープ、紙コップとヘラです。
・壁紙の隙間
 コーナー部、ドア枠の上部に空いた隙間です。 
・マスキング
 隙間の両端をマスキングテープでマスキングします。
・シーリング材・コーキング材の充填
 マスキングテープ間の隙間にシーリング材・コーキング材を充填します。
・充填した材料の表面
 絞りだした材料の表面が波打つようガタガタになっています。
・表面を均す
 水性のシール材を使用したため、水を付けたヘラで表面を均します。
 コーナー部は曲面に均すため、ヘラは丸みを帯びた柄側の先端を使用して均しています。
・マスキングテープを外す
 表面を均した後、速やかにマスキングテープを外します。
・仕上がり
 マスキングテープを外したことで余分な材料が除去され、綺麗な仕上がりとなります。
・ドア枠の隙間
 ドア枠の隙間も壁紙コーナー部同様にマスキングをして材料を充填します。
・ジョイントコーク・A
 ホームセンターで市販されているジョイントコーク・Aです。色種が多いため、色毎に陳列されています。使用場所にあった色を選ぶことが出来ます。

次のページ: 壁紙・クロスのひび割れの補修