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・引き戸の下部の確認引き戸の下部とレーンを確認し、動きを阻害するような接触や変形等の異常がないか確認します。戸車の破損や変形。位置ずれなどで引き戸の下部が接触することで動きが悪くなることもあります。 |
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・引き戸の上部の確認引き戸の上部を確認し、枠と引き戸が接触した後がないかを確認します。写真では擦れて表面の一部が剥がれた跡があります。戸車の高さ調整が悪いことが原因の可能性があります。戸車の位置調整が必要となります。※1 |
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・引き戸の戸車引き戸を取り外した状態の戸車です。引き戸は両サイドを持ち上に持ち上げることで下側の戸車がレールから外れて取り外すことが出来ます。 作業は出来れば二人で行い、予め床には傷をつけないよう段ボール等で養生し作業を行います。 引き戸を持ち上げても外せない時は、戸車の位置調整を行うことで外すことが出来ます。※1 |
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・戸車の清掃と点検戸車に挟まったゴミや、車軸に巻き付いた糸くず等の清掃を行います。清掃ではブラシや先端の細い千枚通し等を使用します。車軸の隙間は非常に狭いため、清掃ではより細い裁縫針が必要となります。 車輪に破損や大きな変形がある場合、戸車自体の交換が必要となります。 |
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・敷居レールの清掃引き戸を外すと普段隠れている引き戸の常に下になる箇所にゴミが固く堆積しています。固着したゴミは先端が細いもので取り除きます。この他、掃除機で掃除します。 |
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・潤滑材シリコンスプレーの使用動きが悪くなった戸車にシリコンスプレーを使用します。戸車の多くは樹脂製のため、油分(グリス、オイル、556など)を使用すると一時的に動きは良くなりますが戸車を劣化させます。また、グリスなどはゴミが付着する原因となります。 玄関扉などで金属製の戸車の場合、オイルスプレーを使用します。 |
※1 戸車の位置調整については、引き戸の隙間の調整方法 参照。 |
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・戸車の取り外し戸車は位置調整を含めたユニット一体となっています。戸車の調整ビス2本他、戸車の取付ネジがあります。取付ネジは穴が深い位置や、表面がカバーに覆われているものもあります。 写真では穴の奥に取付ネジがあるタイプです。 |
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・取り外した戸車戸車は取り外すと清掃し易くなります。糸くずが多量に巻き付いた時などでは、取り外して掃除を行った方が作業が早い場合もあります。 |
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・交換する戸車新品のメーカー純正品で1個2,000〜〜3,000円程度です。頻繁に動かす引き戸で摩耗等が原因の場合、引き戸1枚分(2個セット)で購入・交換するのがお勧めです。※2 |
※2 交換パーツはメーカーや型式を確認しての注文が必要です。 確認方法については、引き戸の車輪・クローザーの交換と調整>引き戸の調整・交換部・工具 へ |