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コキュートの掃除(水抜きによる清掃方法)

トップ家の修理と修繕エコキュートのメンテナンスエコキュートの掃除(水抜きによる清掃方法)

 エコキュートの貯水タンクは不純物等の汚れが沈殿して堆積します。汚れが堆積すると使用するお湯にゴミなどが混入する。お湯に匂いが発生するなど不衛生となります。また、故障の原因となりタンクの寿命が短くなるため半年1回程度の頻度で水抜きによるタンク内の掃除を行います。
 エコキュートは通常高温のお湯により満水状態になっています。水抜きによるタンク内の清掃では、タンク下部より沈殿物を含む汚れら水を排水することで掃除を行います。しかし、お湯が満水状態で行うと高温のお湯が排水されることで排水管が歪むなどの排水管を痛めることがあるため、湯量モニターの残量が減っている状態(3/4や1/2)行います。

エコキュート貯水タンク内の掃除方法(水抜きによる清掃方法)

・湯量モニター(残湯量表示)
 エコキュートのリモコンを確認し、残湯量が満タン状態でないことを確認します。
 満タン状態のときは、お風呂の湯張りを1度行う。多量にお湯を使用するなどして残量が4分の3(3/4)程度以下になるようにします。
 予め水抜き作業を行う予定があるとき、前日に沸き増し運転を停止することで夜間の沸き増しを行わないことで準備しておくことが出来ます。(冬季は沸き増し運転を停止すると凍結の恐れがあるため事前に停止してはいけません。)
本体下のカバーを開ける・本体下のカバーを開ける
 給水配管等が設置された本体下部は、パネルで覆われいます。化粧ネジを外してカバーを開き、配管や止水栓等が見えるようにします。
給水栓を閉じる・給水栓を閉じる
 エコキュートに水道より給水している専用の給水栓を閉じます。
エコキュートの電源を切る ・エコキュートの電源を切る
 本体真ん中の高さ辺りにある電源扉を開け、漏電遮断器をoffにしてエコキュートの電源を切ります。
逃がし弁を開ける・逃がし弁を開ける
 本体上部にある逃がし弁扉を開け、逃がし弁レバーを開きます。
排水栓を開ける・排水栓を開ける
 配管部奥にある排水栓扉を開き、内部にある排水栓を開きます。
 写真は排水扉を開いた状態。本機種では排水栓扉がねじ止めされていたため、開けるには+ドライバが必要です。
排水を行い、排水栓を閉める・排水を行い、排水栓を閉める
 タンク内の汚れた水を出し切るまで排水を行います。
 見た目では判断できないため2分程度を目安に排水を行った後、排水栓を閉じます。(排水操作はこれで終了となるため、排水扉も閉めます。)
 ・給水栓をあける
 先に閉じた水道からの専用の給水栓を開き、タンクを水で満たします。
 タンクが満タンになると排水トラップに熱いお湯が出てきます。流れるお湯が見えない場合、排水される音で確認します。
・逃がし弁を閉じる
 お湯がでてきたら直ぐに先に開いた逃がし弁レバーを閉じて排水を止めます。
 (熱いお湯の排水による配管を傷めないため、排水したら直ぐに止める。また、逃がし弁レバーを閉じて排水が止まったも確認する。)
・エコキュートの電源を入れる
 漏電遮断器をonにして電源を入れ、電源扉をしっかりと閉めます。
通水を確認する・通水を確認する
 混合栓をお湯側に開き、お湯が出ることを確認する。
リモコンの時計合わせ・リモコンの時計合わせ
 エコキュートの電源を切ったことで、リモコンの時計設定が初期状態(機種や作業時間による)になります。
 時計を現在時刻に再設定します。
※ メーカーや機種により作業手順は若干異なります。実際の作業では取扱説明書を確認して実施して下さい。

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