押入れやクローゼット等の狭い空間の除湿では、通気性が悪く除湿剤を使用しても除湿能力が不足してカビ等が発生することがあります。狭い空間で大きな除湿機を置くことは、スペースや除湿能力に無駄が大きく現実的ではありません。しかし、ペルチェ式のミニ除湿機であれば、コンパクトで程々の除湿能力があり、狭い空間の除湿に最適です
。
・ペルチェ式の主な特徴
CPU等の冷却にも使用されるペルチェ素子を利用し、空気を冷却して結露させて除湿を行います。ペルチェ式の冷却では、冷却に伴う騒音や振動がなく、運転音は送風用のファン程度であるため運転音は非常に静かです。
また、消費電力が非常に小さく、押入れ等での連日使用の連続運転に適しています。
コンプレッサー式と同様、冷却による結露を利用するため、低温環境下での除湿には不向きです。
コンプレッサー式やデシカント式と比べ除湿能力が小さいものの、除湿剤とは比較できないほどの大きな除湿能力があります。
・メリット
・コンパクトでミニ除湿機として場所をとらない。
・運転動作音が非常に静か。
・電気代が非常に安い。
・本多価格が安い。
・デメリット
・除湿能力が小さい。
・低温環境下で著しく除湿能力が低下する。
・ペルチェ式の除湿機の主な仕様
メーカー |
スリー・アールシステム株式会社 |
威風堂 |
型式 |
クルラ3R-PDH01WT |
IFD-625 |
除湿能力(ml) |
300ml |
220 |
消費電力(W) 50/60Hz |
23 |
23 |
タンク容量(ml) |
- |
700 |
質量(g) |
865 |
930 |
外形寸法(mm)
高さ×幅×奥行き |
146×146×227 |
163×107×267 |
・ペルチェ式の除湿機の適した場所
ペルチェ式の除湿機の内、ミニ(コンパクト)タイプとしたものは除湿能力が200〜300ml/1日程度の為、タンク容量で数日間の連続運動が可能です。
除湿能力から狭い空間でも水分発生が多い場所では能力が不足して適しません。
また、低温環境下では除湿能力が大きく低下するため室温が下がる冬季の除湿は不向きです。春から秋。特に気温が高く湿度の高い梅雨時期の狭い空間のカビ対策等に非常に大きな効果を得ることが出来ます。
・適した箇所
・押入れ
・クローゼット
・下駄箱
・トイレ(換気扇を止めた) など
・不適切な箇所
・脱衣所/浴室
・トイレ(換気扇が24時間動作)) など
次ページへ:
家の中での花粉症対策