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除湿機による結露防止

トップ新築住宅での生活準備アルミサッシの結露防止と断熱対策除湿機による結露防止

 結露が発生する室内を除湿器で湿度を低下させることで結露を防止します。飽和湿度により発生する結露に対して効果的です。飽和状態で発生する結露では、窓やアルミサッシ等の結露を防止しても家具の裏など見えない箇所で結露が発生してカビなどの原因となります。

絶対湿度と相対湿度

 室内の水蒸気量が同じ(絶対湿度)でも、室温が低下すると相対湿度が上昇します。このため、夜間等に室温が下がりと相対湿度が上昇します。これに加え、洗濯物の室内干しがある。寝室など呼吸などにより湿気の発生原があると相対湿度が飽和湿度となることがあります。
 飽和湿度となった状態は、僅かな温度差でも簡単に結露が発生し、窓だけでなく部屋の至る箇所で結露が発生し易くなります。

飽和湿度の状態での結露

 相対湿度が飽和状態になると、温度差が出来る至る箇所に結露が発生し易くなります。
 結露する箇所は窓やアルミサッシだけでなく、外壁側の壁に密着した家具の裏などにも結露が発生します。飽和湿度が懸念される部屋の結露対策では、目に見える箇所(窓やサッシ)だけでなく見えない箇所にも結露が発生しないよう注意が必要です。
 特に家具類は壁から離す等して空気の滞留が出来る箇所を少なくしておくことが必要です。

寝室での除湿機による結露対策

 寝室は就寝時に呼吸や汗などから発生する水分により湿度が上昇するだけでなく、冬季には室温低下による相対湿度の上昇が重なり飽和湿度の状態となりやすい部屋です。
 寝室の結露対策では、エアコン等により室温を一定(睡眠に適した冬の室温は18℃前後)にすることで飽和湿度とならない状態で窓に対して結露対策を行う方法と、エアコン等を使用せず室温が低下することを前提とした飽和湿度の懸念がある状態での結露対策と分けて考える必要があります。
 室温が大きく低下(一桁台)し、湿度が飽和状態(湿度計が80%以上を差す状態)となる場合、窓だけでなく部屋全体の結露対策として寝室の部屋のドア開けて眠る方法や、除湿機による結露対策が必要となります。
 除湿機による結露対策では、乾燥やウイルス等の活性化し難い60%程度の湿度となるよう動作させます。

寝室に使用する除湿機の種類

 寝室で就寝時使用する除湿機は、除湿能力だけでなく睡眠を妨げないよう動作音も考慮する必要があります。
 ・コンプレッサー式
 動作音が大きく、低温環境下での除湿が苦手のため、冬季の寝室での低温環境の飽和湿度による結露対策として不向きです。
・デシカント式
 低温環境下でも強力に除湿することができ、動作音もコンプレッサー式と比較して静かです。
・ベルチェ式
 除湿能力が大きくはないですが、運転動作音が非常に静かなため睡眠を妨げません。

 除湿機の主な違いについては、
 新築住宅での生活準備>新築のカビ原因と対策方法>カビ対策のおすすめ除湿機は使用時期と場所での機種選択が重要
飽和湿度による結露を解消する除湿機 ・飽和湿度を除湿する除湿機
 湿度計を使用して室内の湿度が飽和状態(80%を超える)の時、窓やサッシだけでなく室内のあらゆる箇所で結露が発生します。
 湿度が飽和状態となるとき、換気が出来ないときは除湿機を用いた除湿が必要となります。

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