![]() 細い針を石膏ボードに刺して取付ける壁掛け用フックです。 石膏ボードに刺すピンが細く、フックを外した後も壁紙などに残る刺し痕が目立ちません。しかし、下地があるとピンが打ち込めないことがあります。 荷重を大きく超える負荷がかかると、ピンごと石膏ボードがもげ落ちることがあります。 材質や形状によりシングルタイプで最大耐荷重7kg程、ダブルタイプで最大耐荷重10kg程まであります。 |
![]() 釘を斜めに打ち込むことで、フック本体(背面)と釘で重量としっかりと支えることができます。石膏ボードのみで使用することもできますが、石膏ボードを貫通して下地まで打ち込むことでよりしっかりと固定することができます。 石膏ボート、木壁の両方に使用することができます。釘が太くフックを外すと刺し痕が目立ちます。 材質や釘の本数(1〜3本)により最大で耐荷重10kg程まであります。 地震や吊るした絵画などを持ち上げた時に外れにくいセフティタイプもあります。 |
![]() ・メジャー 正確な取付位置にする際の採寸に使用します。 ・金槌 フックの釘打ちに使用します。 ・付箋 飾った時の目印に使用します。 ・Xフック 壁掛け金具です。 |
・下地センサー 壁紙の上から当てることで見えない壁内部の下地の場所を探すことが出来るセンサーです。 上下から探すことで下地横板の上端と下端を確認することができます。 |
・下地探し 細い針を石膏ボードに突き刺すことで内部の下地の有無を確認することができます。突き刺すことで石膏膏ボードの厚さや、先端にある磁石により石膏ボードと下地を取付た釘の有無を確認することができます。 |
![]() 大きな絵画は見た目や持った感触で重量を把握し難いです。 絵画の重量確認では、体重計を使用し絵画を持った時の体重と持っていない時体重の差を求めることで絵画に当たり傷等を付けることなく容易に重量を確認することが出来ます。 |
![]() 絵画の重量を元に壁掛けフックの耐荷重を確認します。 壁掛けを行った絵画は生活での微細な振動により徐々に傾きが発生します。壁掛けフックを2個使用することで傾きを抑制することができます。 2本使用する場合でも、出来ればフック1本で絵画の重量を超える耐荷重のものを選択します。 特に廊下など人の動線に近く手の届く範囲に飾る絵画のフック耐荷重は、何らかのアクシデントで衝撃が加わる可能性を考慮し、フックの耐荷重は十二分に余裕を持たせおくことがおすすめです。 尚、壁掛けフックは3本個並べて使用しても両端の2個しか力が加わらないため、2個以上使用してもあまり意味がありません。 |
![]() 絵画を飾りたい位置に合わせ目印を行います。 目線の高さに飾ることが基本となりますが、絵画の内容や照明、周囲のレイアウトにより変わってくるため、実際に絵画を合わせて飾る場所(高さ)を確認します。 子供がいる場合には手の届かない高さにする。手が届く場合には壁掛けフックをセフティタイプにするなど検討します。 飾る場所の額縁上端の両角に付せん等で目印を付けます。 |
・壁掛けフックの取付け高さの確認 壁掛けフックの取付け位置は、付箋で目印をつけた絵画を掛る予定の上端の高さから額縁の吊り紐取付位置までの中間となる位置になります。 フックの位置が高い(額縁の上端寄り)と、吊り紐が緩いと背面から見えて見た目が悪くなります。 フックの位置が低い(額縁の吊り紐取付位置寄り)と、吊り紐のテンションが強くなり紐への負荷が大きくなります。 絵画を掛けた時の高さを正確に合わせるためには、予め額縁に取付けた掛け紐のたるみとフックの寸法を採寸してフックの取付位置を決めます。 |
![]() 額縁の吊り紐を引っ張り、額縁の上端から紐までの長さを計測します。 写真はフック1個使用時の計測方法。フックを2個使用する時は2点で引っ張り計測します。 |
![]() 壁掛けフックの取付け位置(釘を差す高さ)から吊り紐をかけるフックまでの長さを計測します。 |
![]() 石膏ボード用フックでは下地を避けるため。Xフックを使用する場合には取付けるため下地の位置を確認します。 ・下地センサーの使用 下地センサーを使用して、下地の横板の場所と幅を確認します。センサーで確認した下地の上端と下端に付せんなどで目印を付けます。 |
![]() フックの取付け予定位置で下地探しを下地に当たるまで刺し、石膏ボードの厚みを確認します。 同時に付近に釘の頭がないか下地探し先端の磁石で確認します。 下地探しは針を実際に刺すため、使用後に小さな穴が壁紙等に空きます。 下地を位置から最初から探す時には、壁が穴だらけとならないよう下地センサーと併用がお勧めです。 下地センサーがない場合、先端の磁石を使用して釘の位置を探すことで大よその下地の場所に辺りをつけることができます。 |
![]() 1本吊りでは絵画の幅の中央になる位置に取付けます。 2本吊りではフックの間を離すほど、振動などによる傾きの発生を抑制することができます。 しかし、フックの間を離しすぎると後に小さいサイズの絵画に掛け替えを行うとフックが背面からはみ出すなど、フックの付け替えが必要となることがあります。 フック間の幅は絵画の幅の半分から3分の2未満として余裕を持たせます。 |
![]() 絵画が日々の生活による振動で少しづつ傾く時には、額縁の下端(額と壁が接するとことろ)に滑り止めを取付けます。 滑り止めは実際に壁との摩擦が大きくなるもであれば何でも使えます。目立たない透明の当たり止めや、傷防止フェルト(滑り止め付き)などを額縁に貼り付けます。 2本吊りであれば傾きは少ないため、実際に傾きが発生してから取付けても良いです。 |
![]() 絵画をフックで壁掛けを行う上端が手前に傾き、やや下向きとなります。横方向の傾き防止の滑り止めにより下端に厚が加わることで、下向きとなった正面方向への水平を調整することができます。 必要に応じて滑り止めを重ね補正を行いますが、絵画と視点の位置関係により水平方向への傾き補正は必要ない場合もあります。 |