カーテンは腰高まで窓枠の下10〜15cm。掃き出し窓では床からの高さが1cm程度に調整されています。掃き出し窓では床からの僅かな隙間からの冷気や光漏れが気になる場合、カーテンの丈が床と触れる程の高さにすることで塞ぐことが出来ます。
カーテンの丈の長さ
カーテンは標準では腰高まで窓枠下から10〜15cm。掃き出し窓では床からの高さが1cm程度に調整されています。掃き出し窓のカーテン下からの光や冷気漏れはカーテンの高さを調整することで塞ぐことが出来ます。
しかし、カーテンの丈を長くして床に触れると、カーテンに埃やゴミが付着して汚れる。カーテン裾の摩耗によりほつれなど痛みの原因となります。
カーテンの丈の調整方法
カーテンレーンにカーテンを吊り下げているフックは、カーテンの高さを調整できるアジャスターフックが使用されています。カーテン下の隙間がアジャスターの調整内であれば、アジャスターで吊る高さを調整することでカーテン下の隙間を塞ぐことが出来ます。
アジャスターフックは製品により異なりますが全体で8cm程(7.5cm〜9cm)の調整幅があります。元のカーテンがアジャスターの中心で丈が調整されていれば±4cm程度の丈調整が出来ます。
しかし、カーテンの吊る位置を下げるとその分カーテン上の隙間が広がる。カーテンで隠れていたカーテンレールが露出するなどの弊害がおきます。
アジャスターフックで調整できない時
アジャスターフックの調整幅内で調整できない時には、折り返しを利用した丈の延長。新たな丈のカーテンの買替、カーテンライナーを追加するなどの方法があります。
・折り返しを使用する
カーテンの裾は折り返しがあります。大きな手間がかかりますが丈の長さが足りない時はこの裾を一度解き、長さを出して新しい折り返しを作ることでカーテンの丈を延ばすことが出来ます。
なお、腰高窓のカーテンを床まで大幅に伸ばすときには布を足すして延ばすという方法もあります。
・買い替える
必要となるカーテン丈を採寸して買い替えます。劣化や模様替などを兼ねる時には買い替えるという選択もあります。
・カーテンライナーを追加する
カーテンの外側(窓側)にカーテンライナー(裏地ライナー、断熱カーテンライナー)を追加して床まで垂らすことで隙間を塞ぐことが出来ます。
隙間を塞ぐ目的が冷気対策であれば断熱カーテンライナーを追加すると大きな効果を得ることが出来ます。
断熱カーテンライナーの追加については「
断熱カーテンによる結露防止とカーテンでの対策」へ。
アジャスターフックによる丈の調整
 |
・ドレープカーテンの丈
掃き出し窓のドレープカーテンです。床とカーテンの裾に1cm程の隙間があるため、光や冷気の隙間風が漏れてきます。 |
 |
・ドレープカーテンのアジャスターフック丈
調整前の状態で下方向に5cm、上方向に2cm程度の調整幅があります。
アジャスターフックは上方向にした変更できないため、一度上方向にアジャスタを抜き、下から差し込み調整したい高さにします。 |
・折り返しを使用する
|
 |
・カーテンの折り返し
ドレープカーテンの折り返しのミシン目です。
レースカーテンともに通常約10cm程度の折り返しがあります。
ミシン目を解いて折り目にアイロンがけをして、新たな折り目を作ることで違和感なく5cm程度丈を延ばすことができます。 |
・カーテンライナーを追加する
|
 |
・カーテンライナーの追加
写真ではレースカーテンに明和グラビアの「断熱カーテンライナー」のクリアタイプを追加しています。
カーテンライナーはドレープカーテンを轢くと隠れるため見た目に変化なく隙間を塞ぐことができます。
光漏れ対策では遮光タイプを使用します。
断熱カーテンライナーの追加については「 断熱カーテンによる結露防止とカーテンでの対策」へ。
|
次のページ:
サッシ枠断熱テープの効果と貼り方