実際に建築している現場。ここに働く作業員や環境。現場から受ける印象を元に業者を決める方法です。
実際に家を建てるのは営業担当者ではなく現場の作業員です。
技術的なことは解らなくても、実際に作業している従業員の態度。建築現場の様子。周囲への気遣いを確認し、自分が任せることが出来るかどうかを判断します。
・判断は地元業者に限られる
大手ハウスメーカーでは、実際の施工は下請け業者が行っています。
このため、実際に施工を行う下請け業者は数多く、自分が見た下請け業者と発注した時の業者は一致しません。
現場の様子から判断するためには、建築の大半を自社従業員や特定の業者(一人親方)に行う地元の建築業者や工務店でないと意味がありません。
・確認する内容
・建築現場の様子…
ゴミや資材が散乱していないか。
安全策等で作業現場が区切られていないか。
道路や近所に対して配慮がなされているか。
・作業員の様子…
乱暴や雑な印象を受ける態度でないか。
不衛生な人間でないか(作業による汚れは別)。
・気分を害す要素の有無…
怒鳴り声。乱暴な音。危険な状態での資材の放置。道具や機械の野積みなど雑な扱い。
この他、気になったことがないかを確認します。
・建築現場を見て決めた場合に適する家づくり
家の建築では、トラック等の作業者の駐車。クレーンなどの大型重機での作業。内装工事等に機械の使用など、あらゆる面で周囲に影響を与えます。
実際に影響を与える周囲は、これから生活する隣人等です。特に配慮を感じる必要がある場合等、自分で任せて良いかの判断することができます。
このほか、周囲への気配り、商売道具を丁寧に扱えない人が、しっかりとした仕事すると思わない人にとっては、自分が納得できる有力な判断材料になります。
・デメリットなど
当然ですがきれいな現場であるから、良い家が建つというわけではありません。
また、大工等の知識がないと技術的なことはわかりませんし、実際に作業員と話しをするわけではありませんので印象頼りとなります。
家の近所等で身近に何度も見る機会がないと判断できません。
・結果として
私の場合、建築業者を絞った後の最終的な決め手となったのはここで建築の様子を見ていたことでした。
見ていた時は、家を建てたいという思いからモデルハウスや内見会。周囲の建築現場をなんとなく見て回っただけでしたが、その時の印象が最終的な判断となりました。
作業員等から受ける自分の直感や考えを重視する場合には、判断材料の一つとなります。
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ハウスメーカーを決めた流れ